おすすめリフォームを考える

 

 

水まわりの考え方

水回りのリフォームにおいて、多くの方はキッチンリフォームを重点に考える傾向にありますが、水回りは何もキッチンだけでなく浴室・洗面所・トイレもあります。

 

生活する上で、浴室・洗面所・トイレの「水まわり」は、朝起きて夜寝るまで家族の使用頻度は高いのですが、新築の分譲マンションや戸建て住宅では、一括して住まいの北側に並べられており、それらをリフォームする際には、便器や洗面所・ユニットバスなどの設備機器を選んでそれで終わりということが多くあります。

 

つまりキッチンなどのリフォームに比べ、安易に考えられることが多くあります。

 

そこでこれらの水まわりのリフォームについて考えてみましょう。

 

快適で安全な空間へ

現在はストレス社会と言われるほど、心身に疲れが溜まりやすくなっています。

そこで、心身のリフレッシュの必要性や、より大きな快適さが暮らしに求められるようになってきました。

 

その結果、住まいの水まわりにも改めて目が向かれるようになり、より快適で安全な空間であり、より充実した機能をもつことが求められてくるようになっています。

 

 

従来の浴室の考え方は、単に身体を洗い清潔にするための空間という考え方でした。

しかし、今日では、一日の疲れを癒してくれる空間という考え方により、2階の南側に浴室を設けたり、或いは、浴室の外側にウッドデッキを設けて、露天風呂気分を味わう人など、色々とこだわって楽しんでいる方が増えてきています。

第二のリビング感覚のように、新しいアイデアで楽しい空間に生まれ変わってきています。

 

 

このように楽しい空間にすることにより、心身をリラックスさせてくれることにより疲れをとり、明日への活力を充填してくれる快適なスペースにすることができます。

 

浴室リフォームの考え方

 

快適な浴室へ

浴室の構造としては、床・壁・天井をそれぞれ仕上げ、そこに浴槽を設置する現場施工型と、あらかじめ規格化されているユニット型があります。

 

 

設計の自由度は前者のほうが高いですが、職人の技術や熟練の腕が必要であり金額も高額であるため、最近では用途や目的に応じて浴槽・壁パネル・窓・床・水栓などの装備や機能パーツが選べるシステムが主流になってきています。

 

ユニット型は床から腰壁まで一体構造になっておりますので、水漏れの心配もなく2階にも安心して設置することができますし、デザインや機能なども豊富になりましたので選ぶのも楽しくなります。

 

浴室を快適にするには、大きな窓で明るい空間にすることが重要ですが、どうしても視線が気になるのも確かです。

 

そこでブラインド内蔵のサッシなどで対応することができますが、窓からの景色などが眺められるように工夫することで楽しくリラックスできる空間にすることができます。

 

安全面では、浴室は当然のことながら裸になり、水や石鹸を使うところですので滑りやすいのも事実ですので、十分な安全対策をする必要があります。

 

出入り口の段差はできる限り無くすことが必要で、浴槽や洗い場など要所に手すりを設置し、床は滑りにくい材質のものを選ぶことが大切です。

 

トイレリフォームの考え方

高齢化が進む中、将来介護者が付き添うことを考える必要があります。

 

そのためできるだけ広めのスペースを確保しておくことが大切です。

また扉は、開き戸よりも引き戸のほうが開口部を大きくとることができます。

最近の調査では、浴室に続いてトイレの空間でリラックスを求めるという方も増えてきております。

そこでトイレに本棚を設置して読書を楽しむ、あるいは、写真立てや花瓶などの飾り棚を設けるなど、こだわりの安らぎの空間としてトイレを楽しむという考え方が増えてきています。

従来のようにトイレは隠すスペースではなく、落ち着ける憩いの空間であり、お客様のおもてなしの空間となりつつあります。

 

そのため日に何度も使うトイレを、使いやすく清潔さを保つ工夫をこらし、快適な空間にすることが大切です。

 

トイレの設置場所を見直す

トイレをリフォームする際に考えてほしい点は、トイレを住まいのどこに設置するかです。

 

来客用・家族用・寝室用など目的別に設置するのかも考える必要がありますし、2階以上にトイレを設置する場合は、防音性能・防水性能・遮音性能などを考える必要があり、水圧が低い場合は加圧型にする必要もあります。

 

 

近年トイレ設備で人気があるのが、タンクレスタイプです。

洗浄水を水道直結で確保するタイプですので、貯水しておくタンクが必要なくその分、小型になっており空間が狭いあるいは空間を広く取りたいという場合に有効なタイプです。

 

ただし、手洗いのための設備を設ける必要があります。

 

トイレの照明と冷暖房

トイレの大切な役割として体調管理ができるということです。

 

例えば体調不良などのときや身体に異常があるときにでる、異常な血尿や血便あるは排便の色など確認することができます。

そのためトイレの照明にも気をつける必要があります。

 

 

トイレの照明は60Wほどの白熱灯を用いるのが最適です。

また取り付ける位置も便器の真上ではなく、便器内に影ができない位置に取り付けるのが良いでしょう。

 

またトイレの暖房設備ですが、冬になると暖かな部屋から寒いトイレに行くのは辛く、高齢者の方などは、ヒートショックによる脳梗塞や脳卒中などの危険がありますので特に注意が必要です。

 

これらを防止するために、ヒーター付きの暖房便座だけでなく、温風暖房などでトイレ内を暖めるなどの配慮が必要となります。

 

洗面所の考え方

朝起きて行う動作と言えば洗顔と歯磨きです。

 

出勤・通学前の慌ただし朝の時間、家族がいっせいに使うのが洗面所です。

洗顔・化粧・脱衣・洗濯など、多目的に利用する頻度の高いスペースで、家族が身だしなみを整えて毎日を快適に暮らせるように、明るく清潔で機能的な洗面スペースにするのが望ましいでしょう。

 

洗面所スペースの確保

洗面室は多くの場合、浴室に隣接して脱衣所を兼ねている場合が多くあります。

 

衣服を脱いでそのまま浴室へ、そして脱いだものは洗面室に置いてある洗濯機の中に入れるといった一連の作業を毎日のように行う場所です。

そこで、少し考え方を変えて家事の一部である洗濯を洗面室から切り離して考えた場合、洗面室・浴室は身体をきれいにし、リフレッシュする空間といて位置づけるようにするのです。

 

そうすることにより、突然の来客があった場合たいていの方は洗面所を使います。

その時洗濯物が山のようになっていて、慌てて片付けるといったことがなくなります。

 

洗面所は明るく広めに

一般に洗面所は、北側にスペースを設けられることが多くあり、光も入りにくく暗いといった場合が多くあります。

 

洗面室を造る場合、朝はとにかく慌ただしものです。

通勤・通学時間の関係で家族が同時になって大変だという方が多いと思います。

 

また、高齢者の方と同居してる方も将来、車椅子を使用するあるいは介護者が付き添うということも考えることが必要ですので、広めのスペースを確保することがポイントとなります。

 

 

洗面室では、女性がお化粧をするということも考える必要がありますので、自然光や昼光色など明るくすることが重要となります。

 

まとめ

水回りのリフォームにとって大切なことは、それぞれの空間をできる限り広く確保し、自然光などを取り込むなど工夫して空間を明るく演出することです。

 

空間を広く明るくすることで、住まい全体が明るくなり暮らしやすくなります。

 

また、設備機器については、今現在どのような設備機器が必要かを箇条書きして、できるだけ使わない機能を省くことで、コストを下げることができ、そうすることによって、空間も広く使うことができます。

 

 

 

【キッチン リフォーム】

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