快適なキッチンライフ

快適なキッチンライフを考えた場合、キッチンのレイアウトやキッチン選びが重要となってきます。

またキッチンの設備機能も重要で、現在の機能に足りないモノやこれがあれば便利だと思うことを箇条書きし、予算を考えながら優先順位を付けていくことが大切です。

 

キッチンのレイアウトを考える

キッチンのレイアウトを考える場合、まず広さと設備のサイズをチェックすることが大切です。

全体の広さと天井の高さを計り、そこに取り付けるウォールユニット(吊戸棚など)の取り付け高さや、希望するシステムキッチンが設置できるかどうか確認することが重要です。

 

換気設備は近隣にも注意

キッチンを考える際、換気扇の位置にも配慮が必要で、特に隣家との距離が近い場合、ダクトからの排煙が近隣に迷惑を及ぼさないか考慮して換気扇の取り付け位置を決めます。

 

また、壁や床の仕上げは汚れ難いもの、あるいは掃除のしやすいものを選ぶのがポイントとなります。

 

住まいの中でキッチンは、汚れの気になる場所で、特に調理器具(ガスコンロなど)の後ろの壁は、油はねや調理中のカス、蒸気などで汚れやすいものですので、タイル貼りやメラミン化粧板など、掃除のしやすい素材が最適です。

また、最近普及しているのがキッチンパネルで、調理器具のある場所は必ず不燃材を使うことが、消防法や建築基準法によって義務付けられていますので注意が必要です。

 

キッチンの壁で主流となっているキッチンパネルですが、近年では、アクリルコートやフッ素ステンレスで加工されたモノが多く使われ、目地が少なく、汚れも落としやすいというのが特徴です。

 

収納スペースも重要

快適なキッチンにする上で収納は大切なアイテムと言えます。

 

キッチンの収納は、作業をスムーズに進める上で重要となり、収納スペースを設けるということも大切な要素となります。

 

キッチンには、調理道具や調味料・食器類・乾物などの食品のストック・季節の小物など多くのものを収納するスペースが必要となります。

 

一般的な建売住宅などの場合、床下収納が完備されていますが、重いものが取り出しにくいなどにより、実際には有効的に使われていないというのが現状です。

 

隠す収納から見せる収納へ

食器などの収納ですが、どうしても動線や調理の都合でキッチンに収納することを考えてしまいますが、考え方を変えて、キッチンに限定しないでリビングやダイニングなどに飾り棚を設置する、あるいは、ちょっとお洒落な食器棚を置いて,見せる収納という方法もありますし、壁と冷蔵庫の隙間で引出式のトールユニットもあります。

 

キッチンのデザインも重要

最近の住宅は、客間というのが無い住宅が多くあります。そのための気軽なお客様が来た時などは大抵リビングに招き入れることが多くあります。

 

リビングにお客様を迎え入れた場合、キッチンが丸見えになってしまう住まいが多いのではないでしょうか。

 

キッチンが丸見えになった場合、扉が安っぽい感じのモノだと全体のイメージが悪くなりがちです。

 

新しいシステムキッチンを取り付けても安くとられたのでは困りますよね。

リビングも含め、全体の調和を考えてシステムキッチンを選ぶようにすれば、リビング・ダイニングを含め全体がしっくりとした感じになり心地好い空間となります。

 

キッチンは毎日使う場所でありますので、キッチンを選ぶときは、本当に自分に合ったキッチンを見つけることが大切です。

 

住まいに調和したキッチン選び

最近のシステムキッチンはデザインや設備機器が充実しており、各メーカーの特性もいれると種類も豊富になり、キッチンを選ぶにも迷う方が多いと思います。

 

システムキッチンを選ぶ場合ですが、設備面ではメーカー共、ほぼ似たようなものですので、それぞれの長所短所を見極めて、自分はどのような設備機器が必要なのかはっきりさせることがポイントとなります。

 

キッチンはインテリア性とお手入れも考える

最近の、住まいでは、オープンキッチンが主流となっており、これも隠すキッチンから見せるキッチンへと変わってきています。

 

見せるキッチンで大切なのが扉のデザインですが、キッチン単独のインテリアイメージではなく、部屋全体の調和を考えて選ぶのが大切です。

 

またデザイン性だけでなく、お手入れのし易さも考える必要があります。

最近では掃除のし易いフッ素コート仕上げの扉も増えてきておりますし、メラミン化粧板やポリ合板なども掃除がし易いです。

 

特にメラミン化粧板は表面硬度もありキズにも強い特性があります。

また最近、扉に無垢材を使用しているキッチンがあり、他の素材の扉とちがい、高級感があり風格もあります。

 

しかし、無垢材は手入れに手間がかかりますし、湿気や乾燥による反りや狂いなどの症状も出てきますので注意が必要となります。

 

扉の素材も大切ですが、取手も大事な要素となります。

従来は一文字やツマミなどの取手が主流でしたが、最近では、扉の上部に取り付けるライン取手や扉に手掛り加工を施したもの、タオル掛け兼用のスマートハンドルなどがありますので、家族構成や好み、使い勝手の良いものを選ぶのがポイントです。

 

まとめ

快適で理想的なキッチンを作るには、家事動線を考えたレイアウトにすることが重要となりますし、排煙計画や壁・床なども手入れがしやすく汚れにくいものを選ぶようにすることも必要です。

 

キッチンのデザインや食器などの収納も、リビングやダイニングとの調和を考えなければいけませんし、キッチンの設備機器も、今何が必要ななのか、どうしても必要な設備なのかもよく検討してキッチンを選ぶことが大切です。

レイアウトやキッチンを選ぶ際は、カタログやインターネットなど調べるだけでなく、モデルハウスも含めて色々なショールームなどに出かけて、実際に手を触れてみるのが一番安全で早道だといえます。

 

スポンサーリンク
おすすめの記事
スポンサーリンク