快適なキッチン作りとは
ホームセンターや家具量販店・住宅展示場などに行くと、最新のシステムキッチンが展示されています。
最新のシステムキッチンを見たら欲しくなりますよね。
そこでキッチンリフォームで注意しなければいけない点など考えていきましょう.
明るいキッチン計画とは
システムキッチンも毎年のようにモデルチェンジされています。
住宅設備メーカーのショールームや住宅展示場のモデルハウスなどに出かけると、多機能でデザイン性に富んだキッチンが置かれています。
しかし、本当に機能が充実し、多機能なシステムキッチンが自分の住まいに必要かどうか、よく検討することが必要となります。
最新の設備を備えたシステムキッチンを、使い勝手が悪いから交換するなどということは、余程のお金持ちでない限り無理です。
そこで考え方を変えてみましょう。
その考え方とは、キッチンの設備などの機能よりも採光や通風を優先させるというのはどうでしょうか。
ある人も、住まいをリフォームした際、奥さんの希望もあり、大きめの窓を設けることで、明るいキッチンが実現できたと喜んでいました。
明るいキッチンは主婦の理想
明るいキッチンは主婦にとっては理想で、特にマンションの場合キッチンに窓がないことが多いですが、一般の建売住宅においても対面式キッチンの流行により、窓がないことの方が多くなってきています。
家電製品や設備機器の場合、将来的に資金に余裕が出来た時や、少しずつ増やしていくことが出来ますが、窓や柱などの構造に関わる部分では、後日やり直すことはなかなか大変で、大掛かりなことになってしまいます。
キッチンの設備、たとえば食器洗い乾燥機を買い足すどころの話ではありません。
たっぷりと光の入る窓があるとないとでは、キッチンの快適さは大きく変わります。
キッチンは調理を行う場
キッチンは何をするところかという質問に、ほとんどの方は、調理をする場所と答え、何を当たり前のことを聞くのかと怒るかも知れませんが、調理をするということは、魚や精肉・油など様々な匂いを発する場所でもあるのです。
ほとんどの場合、それらの匂いを、換気扇やレンジフードなど機械によって外部に排出していますが、機械では完全に取り除くことができませんし、排出と同時に外部から新鮮な空気を取り入れることも欠かせません。
特に、リビングとつながったオープンキッチンの場合、調理が終わり食事する際に、油や生臭い匂いが残っていると、折角美味しく作った料理の味も半減してしまいます。
また、朝の清々しい空気を室内に取り込んで、家族揃っての朝食は一日を元気にしてくれます。
つまり外気を取り込み、採光や通風への気配りは、住まいだけでなく、家族への気配りでもあるのです。
快適なキッチンライフとは
快適なキッチンライフは、自分流に工夫することです。
自分流に家事を楽しむ工夫をすることにより、キッチンはより楽しい空間となります。
出窓タイプの場合は、出窓に観葉植物を置く、あるいは、小型のテレビを置くなど少しの工夫で、キッチンにいる時間を楽しむことが出来ます。
住まいを建替える、あるいは、リフォームを考えている方は、窓と明るさを考えることも大切ですが、隣家との関係も考慮に入れて、キッチンの窓の大きさや位置を決めることが大切です。
隣の家との距離が近ければ、自然光の入り方も少なくなってしまいますので、窓を大きくする、または、吊戸やレンジフードなどの設備のない所の窓を、天井近くまで設けるなどの工夫も必要となってきます。
自然光の入るキッチンは、手元も明るく、また外が見えれば気持ちも和み、気持ちよく家事が出来ます。
勝手口の設置も視野に
スペースに余裕がある場合などに検討していただきたいのが勝手口です。
キッチンの場所によっては勝手口を設けることにより、ゴミ箱を設置しておけば、生ゴミなどを室内に置いておく必要がありませんし、小さな収納庫を置いておけば、調味料などストックしておくこともできますので便利ですし、買い物などで荷物が多い時など、勝手口があればそこから入ることが出来ます。
ゴミ箱や家電にも配慮が
キッチンで意外と場所をとるのがゴミ箱です。
自治体によってはゴミの分別が厳しく義務付けられており、最低でも三つのゴミ箱が必要となりますので、ゴミ箱の置場は作業動線の邪魔にならない位置にレイアウトすることが大切です。
次に家電などですが、家電で一番場所をとるのが冷蔵庫で、設置場所はもちろんですが、扉の開閉にも注意が必要で、キッチンで作業するときの動きを考え、一番使いやすいところに冷蔵庫を設置するのが望ましいですので、キッチンをプランニングする時点で考えることが重要です。
キッチンリフォームを機に冷蔵庫を買い替えるという方の場合、最近の冷蔵庫には、左右両開きのモノや、メーカーによっては右開きと左開きの選択が出来るモノもありますので、冷蔵庫の吊り元側に壁があると、扉を大きく開けることが出来ず、使い勝手が悪いということにもなりかねませんので注意が必要です。
まとめ
快適なキッチン作りに一番大切なのは使い勝手のよさで、調理をするときに動きやすい空間にしておくことです。
つまり、食材をストックしておく→料理を作る→料理を運ぶ→料理を食べる→後片付けをするという一連の作業をスムーズにすることで、快適なキッチンにすることができますので、自分の動きに合わせたキッチンレイアウトや家電などの設備配置を考えることが大切です。