快適なバスルームのプランニングとは

バスルームいわゆる浴室ですが、浴室は入浴する場所で、一日の疲れをとり、身体も心も癒してくれる場所ですので、リラックスできる空間をつくることが重要となります。

そこで、快適なバスルームのプランニングのポイントなど考えていきましょう。

バスルームの施工方法

バスルームの施工方法ですが、現場施工システムバスを入れる方法があり、どちらを選ぶかは好みですが、現場施工は間取りを自由にプランニングすることができますので、好みの浴槽や床・壁・天井などを選ぶことができます。

一方、システムバスは工場で一括して部材やパネルがつくられ、ドアや窓、換気扇、ボルトといったものまで現場に運び込まれ、現場で組み立てられます。工場で生産されるため、現場加工など一切ないため工期が短いのが特徴です。

 

また、システムバスの場合、部材同士がしっかりジョイントしますので、防水性にも優れていますので、2階にも設置することができ、3階建て住宅などによく用いられます。

 

快適なバスルームの広さは

バスルームの広さですが、バスルームの広さの主流は1坪ですが、最近人気があるのが1.25坪タイプです。

またシステムバスの中には1.5坪タイプもあります。

 

同じ広さでも、浴槽の形状や洗い場のプランニングによって、使い勝手が違ってきますので、家族構成やライフスタイルによって、プランニングすることが大切です。

 

快適なバスは素材から

リビング感覚でくつろげる快適なバスルームというのが理想です。

そのため、浴槽の素材も大切となってきます。

 

素材には、人工大理石、FRP、ホーロー、木製(桧)、ステンレスなどがありますが、最近の主流は、人工大理石で、保温性が高く、大理石を思わせるなめらかな質感が特徴で、高級感もあり、種類も価格も幅広くそろっています。

価格的にも手頃なのが、柔らかくあたたかみがある樹脂素材のFRPです。

また、木製浴槽(桧風呂)の場合は、木質独特の香りや保湿性などで人気があります。

 

浴槽の設置方法

浴槽の設置方法ですが、設置の仕方には埋め込み式、半埋め込み式、据え置き式の3タイプがあります。

 

小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、浴槽全体の3分の1を埋め込み、縁の高さが30㎝~40㎝の半埋め込み式がおすすめで、浴槽への出入りがしやすく、浴槽内に湯水も流れ込む心配もありませんので衛生的です。

 

設置方法によってはシステムバスでは対応できないものもありますので、設置する際は、各メーカーや工務店、リフォーム会社、設備会社に確認し、小さなお子様や高齢者の方が家族にいることを伝えることも大切です。

 

バスルームの快適な設備

快適なバスルームをプランニングする際ですが、浴槽や床、壁材は手入れのしやすさも考慮しながら選ぶのがポイントです。

 

最近では、抗菌・防汚機能のある商品や、水はけのいい床材などが増えてきています。

また入浴後、スイッチを押すだけで洗剤や水がノズルから噴射され、浴槽内を自動洗浄してくれるものもあります。

 

間取りの関係などで狭いバスルームである場合、窓をつけたり、洗面室との間仕切りをガラスにするなどの工夫により、明るく開放的な空間になり、バスルームが広々とした空間に感じることができます。

 

高齢者の方や血圧が高い方がいるご家庭では、部屋とバスルームの室内温度の差が大きく、脳梗塞などの症状を引き起こす可能性がありますので、浴室暖房乾燥機や床暖房を設置することにより、寒い季節でも快適に入浴することができます。

 

バスルームの欲しい設備とは

バスルームを快適にするには、どうしても設備関係を考えることが重要となってきます。

バスルームの設備には、押すだけで吐水・止水ができるプッシュ水栓があり、高齢の方など力が弱い方でも使いやすく便利です。

 

また、リラクゼーションや健康のための新機能を盛り込んだものも豊富にありますし、ゆったりと半身浴ができるベンチ付きやジェット噴流機能を持った浴槽、照明による演出やテレビなどのAV機器の設置、多彩なシャワーや発汗を促すサウナやミストなど、バスルームを居心地よくする機能が数多くあります。

よって、プランニングする際は、家族構成やライフスタイルによって、どのような機能が必要なのか、よく検討して設置するようにして下さい。

 

システムバスの選定は

システムバスの場合、一般的にシステムキッチンや現場施工型の浴室のようなサイズフリーの設置が難しく、メーカーで定めた基本モジュールを浴室空間にレイアウトしていきます。

新築の場合でしたら、システムバスに合わせて空間を造っていくのですが、リフォームの場合、浴室の空間により、システムバスと、もとの壁との間に隙間が空いてしまうことがあります。

 

システムバスの選定ですが、家族構成や入浴スタイル、予算、好みのデザイン、機能の追加、実際の設置場所でのスペースや設備機器の確認などを基に、機種を選定することが大切です。

 

また、この時、メーカーのショールームで製品を確認しながら、分からないところは、ショールームの担当者に納得のいくまで開き、自分や家族にあった機種選定の打ち合わせをすることも重要です。

 

まとめ

快適なバスルームのプランニングですが、バスルームの広さも重要となってきますが、敷地面積などの関係で確保できない場合があり、その場合は、間仕切りや窓などの工夫が必要となります。

また、家族構成やライフスタイルによって、設備機能やシステムバスを選ぶことが大切です。

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