庭のリフォームをDIY

テレビの番組でも取り上げられ、また一般でも密かに人気を集めているのがDIY(専門業者出ない人が自分で何か作ったり、修繕したりすること)です。

ところで、これからの季節、庭に雑草が生えて困っている方が多いと思います。

専門の業者にお願いして庭に防草シートや人工芝の施工をしてもらうとお金もかかりますし、これくらいの工事を受けてくれるかも不安ですよね。

そこで、防草シートや人工芝を自分で、DIYで施工するにはどうすればよいかを考えていきます。

防草シートの機能とは

防草シートの施工前に、防草シートの機能についてですが、防草シートには様々なシートがありますが、各シート特有の機能はあるものの、シート全般についての特徴を説明していきます。

 

一般的に雑草を駆除する手段として除草剤を使用することが多いと思いますが、除草剤を撒いてしまうと折角植えた花や木も一緒に枯らしてしまう場合があります。

また、ペットを飼っておられるご家庭では、ペットへの影響も気になるところですが、かといって手作業で雑草を抜き取るのはもっと手間で時間もかかってしまいます。

そこで、これらの不安や手間を取り除いてくれるのが防草シートです。

防草シートですが、全ての種類の雑草を防いでくれるというものではありません。

雑草の種類や防草シートの種類によって、防ぐことの出来るものと出来ないものがあります。

 

雑草の一種のスギナですが、防草シートの繊維の形成によって成長していきますので、スギナを防ぐことができる防草シートは不織布タイプですが、薄手のものや密度が低いものは貫通してしまうことがありますので注意が必要です。

 

スギナなどの雑草を防ぐのが苦手なのが、織布タイプです。

このタイプのシートは、シートを敷いて時間の経過とともに繊維にズレが生じることがあり、その隙間から生えてくるといったことがありますので、雑草の種類や防草シートの種類をよく理解しておくことが大切です。

 

防草シートの施工方法

防草シートの施工方法ですが、防草シートを敷く前に、シートを敷く場所の雑草を処理しなければなりませんが、その際、雑草は根まで取り除かなければなりません。

また、その時に石や異物も一緒に取り除くようにしますが、実はこの作業が一番大変なのです。

これらの作業により、しっかりと根まで雑草を取り除き、石や異物などもキレイに取り除けば、シートを敷く場所の凸凹をなくすように平らにしていきます。

これらの作業を丁寧にしないと、防草シートを敷いた際にシートに傷などが入り、そこからシートが裂けた穴が開いたりしますので、根気よく地面をキレイに平坦になるように心がけて下さい。

 

以上、ここまでの作業が、防草シートを敷く準備段階です。

これらの作業が終わればいよいよ防草シートを張っていきます。

 

防草シートを敷く際に注意しなければいけないのが、シートにシワが出来ないようにしっかりと張った状態で敷いていくようにし、固定ピンでしっかりと止めていきます。

この時、風などで、防草シートが捲かれないように、シートの端から順番に50㎝間隔でピンを打っていきます。

また、シートを継いで張っていく際ですが、シートの合わせ目は10㎝以上重ねるように張っていきます。

 

防草シートを張った後ですが、防草シートを張ったままむき出しにする場合と、シートの上に砂利を敷く場合とがあります。

砂利を敷く場合の多くは、駐車場にする場合の施工です。

この時の砂利ですが、好みに合わせて敷いていただいても結構ですが、砕石や角ばった砂利を厚さ5㎝~10㎝程度の厚みになるように敷いていきます。

ここで少し注意しなければいけないことは、あまり細かな砂利を敷いてしまうとタイヤの溝に砂利が食い込み走りにくくなることがありますので、粗目の砂利を敷くようにして下さい。

 

防草シートのデメリットとは

防草シートは、雑草の防御には最適なアイテムといえるのですが、その分デメリットもあります。

駐車スペースなどの場合は、敷いた防草シートの上に砂利を敷き、シートを隠しますのであまり問題はないのですが、防草シートがむき出しになっている場合ですが、景観が損なわれるということがあります。

 

防草シートは、ホームセンターや園芸用品店、インターネットなどで、簡単に手に入れることができますが、防草シート自体、景観に配慮した色合いのモノが少なく、殆どの場合、黒系のシートとなります。

 

防草シートですが、価格が手頃で、手に入りやすく施工性にも優れているのですが、経手により劣化してきますので、周期的な交換が必要となりますし、シートの下にダンゴムシやアリ・ヤスデなどが住み着く場合もあります。

防草シートは、殺虫剤などの成分を含んでいませんので、雑草と同時に虫も防御できるものではありませんのでご注意下さい。

 

人口芝との併用

防草シートだけでは見た目が悪く、ガーデニングでキレイにした部分も台無しになってしまうという方は、人工芝を併用してみてはどうでしょうか。

人工芝だけの場合ですが、防草シートよりも簡単に施工することができますが、防草シートのように雑草を完全にシャットアウトできません。

そこで、人工芝を防草シートの上に敷けば、より雑草の防除ともなりますし、防草シートの劣化を遅らせることができ、景観を損なうこともありません。

また、庭の安全性、快適性も確保することができます。

 

まとめ

庭に雑草が生えて困っている方が多いと思います。

そこで、防草シートというものがあります。

これをDIYで施工していくうえで大切な作業は、シートを張る部分の雑草や石・異物をきれいに取り除き平担にしておくことが重要です。

 

またシートは年月とともに劣化していきますので、定期的な交換も必要となってきます。

 

シートのデメリットとして、景観を損なう場合がありますので、人工芝との併用も考える必要もあります。

また、防草シートによって雑草を防ぐことが出来るものと出来ないものとがありますので、防草シートの特徴も知っておくことも大切です。

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