屋根リフォームを失敗しない業者選びとは
屋根のリフォームは意外と悩むものです。
雑誌やネット・テレビなどで悪徳業者に注意しなさいと言っています。
でも、どこに依頼すればよいのか言っていませんので、結局、どこに依頼すればよいのか分からないというのが現実ではないでしょうか。
そこで、屋根リフォーム工事を失敗しないためには、基礎を身に付けておく必要があります。
たとえば、屋根の葺き替えもピンキリで、屋根の素材によっても大きく費用が変わります。
そこで、屋根リフォームの基礎や業者選びについて調べていきましょう。
屋根葺き替えの基礎知識
古い傷んだ屋根材を全て撤去して、新しい屋根材に替えることを葺き替えと言います。
主なパターンとして、日本瓦から日本瓦へ、日本瓦から化粧ストレートへ、ストレートからストレートへ、ストレートからガリバリウム鋼板へ、トタン屋根からガリバリウム鋼板へと葺き替えるリフォームが多くあります。
阪神淡路大震災や東日本大震災以降、日本瓦からストレート、あるいはガリバリウム鋼板が多くなりました。
これは屋根を少しでも軽くして、地震の揺れに対して少しでも負担をなくす目的から、現在では主流となっています。
さらに、近年まで主流であったストレートから、ガリバリウム鋼板へと移行している傾向があります。
ガリバリウム鋼板は、従来のトタン屋根に変わって開発された屋根材です。
ガリバリウム鋼板は、10年以上錆びることもなく、価格も安価という利点があります。
屋根の葺き替え時期を誤らない
屋根の葺き替え時期を誤ると、大きな出費となってしまい家計を驚かすことになります。
そのため葺き替え時期を見極める必要があります。
屋根の葺き替えの時期としては、ストレート、ガリバリウム鋼板の場合は20年~30年、日本瓦の場合は30年~50年周期と言われています。
また、日本瓦の寿命は100年以上とも言われていますので、日本瓦を検討している方は、傷んだ箇所だけを新しくして、使える瓦は洗浄して使うことにより、工事費用を抑えることができます。
しかし、業者によっては、全てを新しくした方がよいと言う業者もいますので、よく業者の担当者と話し合いをすることが大切です。
また、日本瓦の場合は、継ぎ目に漆喰を討ちますので、その漆喰だけでも打ち直すことにより、住まい全体がキレイに見えることもあります。
屋根を葺き替える理由
屋根は、夏の強い日差しや雨・雪といった自然現象から住まいを守ってくれています。
屋根を新しく吹き替えるという行為は、住まいの寿命を延ばすことになります。
また、日本瓦は重いという概念がありますが、最近の日本瓦も技術革新により従来よりも軽量化されていますし、施工技術も進化していますので、台風はもちろんのこと地震にも強い屋根材になっています。
業者の良し悪しはどこが基準?
屋根のリフォームはもちろんですが、住まいをリフォームする場合、業者を選ぶのにはどうすればよいのでしょうか。
地元でも評判で、腕も良く、仕事も丁寧で親切にしてくれるといった業者は、どこの業界でも良い業者とされています。
なかには、精一杯頑張ってくれているのだが、仕上がりはもう一つといった業者の方もいます。
しかし、それでも真剣な態度で仕事に向き合ってくれているなら、仕事を依頼しようかと思うのも人の情けというものです。
しかし、悪質な業者というのは、明らかに悪意を持って仕事をしている業者です。
たとえば、ここは絶対に目につかないから手を抜いてやろうとか、このくらいのミスは当たり前だから気にしないといった業者です。
こういった業者はどこの業界にもいますが、特にリフォーム業者に多く見かけます。
しかし、こういった業者は全体の数パーセントです。
大半はまじめに仕事をしている業者なのですが、そんな業者でさえそういった目でみられることがあるのも事実です。
悪徳業者の特徴
悪徳業者の特徴は、何と言っても飛び込み営業です。
しかし、このような言い方をすれば飛び込み営業している業者がすべて悪いという見方をしてしまいますが、大部分がまじめに営業活動を行っている業者なのです。
悪徳業者には、一種独特の営業方法があります。
まず、実際に屋根を見たかのように話しをしてきます。
そして、最大の特徴は「お宅の屋根は早くリフォームしないと取り返しのつかないことになりますよ」とか、「屋根の一部が崩壊寸前で危ないですよ」といった脅し文句です。
顧客を不安がらせて契約をさせようとします。
こういった業者には絶対に乗らないでください。
もし少しでも不安に思うのでしたら、別のリフォーム会社に相談するか、近くにホームセンターがあれば出向いて、エクステリア部門の担当者に相談してみてください。
次に、工事費を極端に値引きしてくる業者で、最初に提示した金額に少しでも嫌な顔をすれば、大幅な値引きをしてきます。
これは、相手である顧客に専門的な知識がないのを良いことに、最終的に金額を釣り上げる手口です。
大幅な値引きの裏には、追加工事費や追加の材料費などで、上乗せしてきますので注意が必要です。
良い業者とは
良い業者とは、専門的な知識を豊富にもち、それを優しく素人でもわかるように説明してくれる業者、あるいは、見積書を提出してもらった際に、細部にわたり金額が入っている業者は信用しても構わないと言えます。
さらに、値引き交渉の際にも項目を一つ一つ検討してくれる業者であれば間違いありません。
但し中には、一式いくらといった見積書を提出してくる業者もいますが、この場合は案外、地元の小さな工務店が多くあります。
このような時は、地元の評判を参考にすればほぼ間違いないと思います。
まとめ
屋根のリフォーム、すなわち屋根の葺き替えは、行うタイミングも業者選びも迷う工事です。
悪徳のある業者に見積もりなどを依頼すれば、行わなくても良い工事まで行ってきますし、金額も高い金額を提出し、顔色を見て急激な値引きを行ってきます。
こういった業者に知り合いがない場合は、ホームセンターのエクステリア部門や家電量販店・大手スーパーのリフォーム部門に相談すれば業者の紹介や自社で、行ってくれます。
また、地元の評判を基に、地元の小さな工務店に依頼しても良いと思います。
しかし、即決するのではなく、納得のいくまで話をして工事を行うようにして下さい。