アパートでキッチンリフォーム

戸建て住宅や分譲マンションなどでのキッチンのリフォームは、簡単に行うことができますが、賃貸住宅、アパートなどではどうでしょうか。

基本的にはキッチンなどのリフォームを行うことはできません。

 

しかし、築年数の経っている賃貸物件の場合、どうしてもキッチンが古くて匂いも気になります。

そこで、退居するときに簡単に現状復旧できるキッチンリフォームを考えていきましょう。

賃貸住宅のリフォーム

賃貸住宅では、浴槽や洗面化粧台・キッチン・トイレといった設備機器の所有権は大家さんにあり、勝手に取り替えるということはできません。

古くなって水漏れがする、あるいはシンクや天板にサビなどが発生して衛生上問題がある場合は、大家さんに連絡して大家さんが取り替えるのが一般的です。

しかし、そういった問題もない場合は、取り替えてもらうのは諦めるしかありません。

勝手に取り替えてしまうと、退居する時に元の状態に現状復旧する必要がありますので注意が必要です。

また、どうしてもという方は、大家さんと直談判して、自費で取り替えるしかありません。

 

キッチンを簡単にリフォームするには

住むには問題はないのだが、どうしても古くて汚く見えるキッチンが気に入らないという場合は、DIYでリフォームをするという方法があります。

近年のDIYブームによりホームセンターなどで、簡単に資材が手に入るようになりました。

また、費用面においても、安価で販売されていることも多くあり、DIYでリフォームすることにより自分好みのキッチンに仕上げることができます。

 

キッチンをお洒落にするのは扉が一番

キッチンのイメージを簡単に変えられるのが扉のリフォームですが、ここで勘違いしてはいけないのが、扉自体を交換するのではなく、今ある扉を利用してイメージチェンジします。

最近では簡単に貼れて、簡単に剥がすことができる壁紙が販売されていますので、安心して扉に貼ることができます。

いずれ退居する時が来た場合でも、扉に貼った壁紙を剥がすだけで現状復旧することができます。

キッチンですので、壁紙は塩化ビニール系のシートを使えば、耐水性に優れていますのでおすすめですし、ノリ付きの塩ビシートは貼りやすく、初心者の方でも簡単に扱うことができます。

 

キッチンカウンターを設置?

対面式キッチンに憧れる方も多いのではないでしょうか。

しかし、賃貸マンションではリフォームすることができないと諦めている方には必見です。

殺風景なキッチンにカウンターを設けてみませんか。

 

カウンターと言うと大げさに聞こえますが、意外と簡単に設置することができます。

たとえば、家具量販店で、高さ80㎝~85㎝、奥行き55㎝~60㎝のキャビネットを購入して、その上に無垢の集成材を乗せれば簡単にカウンターを造ることができます。

 

無垢の集成材はホームセンターで販売されていますので、簡単に手に入れることができます。

材種によって多少の価格差はありますが、一般的に使われるのがパイン集成材で、長さ180㎝、奥行き60㎝、厚み2.5㎝のものでしたら価格は7,500円~10,000円程度です。

また、もう少し高級感と耐久性を求めるとすれば、ゴム集成材やタモ集成材があります。

価格ですが同等の大きさで、15,000円~20,000円程度と少し高くなります。

 

天板の塗装ですが、そのままでも良いのですが、水や調理料、出汁などを零す可能性がありますので、塗装した方が良いと思います。

そこで塗料ですが、下地処理も要らず、初心者でも簡単に扱える、自然素材で作られたオスモカラーやバトンなどが最適ですし、小さなお子さんやペットなどが居るご家庭にも安心して使える塗料です。

 

塗装方法ですが、綿製の古着などに塗料を染み込ませて刷り込むように塗っていきます。

塗装中は換気が必要となりますが、シンナー系やラッカー系ではありませんので、匂いがいつまでも残るということはありませんし、塗装中の空気を吸っても著しい被害はありませんので安心できます。

 

カウンターを設置する場合の注意点として、決して下部台のキャビネットは床に固定しないようにして下さい。

ビス跡などが残ると退居時に、床の補修費用を請求されることがありますのでご注意下さい。

 

まとめ

賃貸住宅では、キッチンなどの設備機器の交換は勝手に行うことはできません。

しかし、簡単に現状復旧ができ住まいにキズを付けないリフォームは、大家さんに許可を取ることなく行うことが出来ます。

できれば連絡して許可をとっておくと安心です。

 

ただし、作業中に音が出る場合は、上下階と両隣への挨拶は必ず行ってください。

思わないトラブルが発生することがありますのでご注意ください。

 

また、水回りですので、水栓・排水管などの作業が伴う場合は、必ず設備業者さんに行ってもらうようにしてください。

 

スポンサーリンク
おすすめの記事
スポンサーリンク